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ランニングは健康上どのようなメリット、デメリットがあるのか

健康維持に人気のランニング

健康維持のために運動を行おうと思った時に多くの方が取り入れるのが、ウォーキングやランニングだと思います。

ランニングは健康に良いというイメージがあるかと思いますが、それは本当でしょうか。

健康に良いとして、健康にどれだけ良いのでしょうか。

ランニングを正しく理解して取り入れていただくためにも、メリット、デメリットをまとめていきます。

ランニングのメリット

ランニングに関して、近年注目されているのが精神への影響です。

有酸素運動によって、身体を活発に動かすとセロトニンという脳内ホルモンが分泌されることが分かっています。

このセロトニンには、うつの症状を抑制し、自律神経を整える働きがあります。

そのため、気分が落ち込みがちな方、すっきりしたい方にランニングは最適なのです。

もちろん、ダイエットにも効果的です。

脂肪燃焼を促すためには、会話できる程度のペースが最適だと言われています。

時間としては、20分以上が目安です。有酸素運動を20分以上行うと、体脂肪の燃焼が開始され、エネルギーとして使われるようになるからです。

逆にいうと20分未満では脂肪燃焼効果は期待できません。最初は短時間でも問題ありませんが、後々は20分以上走ることも目標に初めてみるとよいでしょう。

集中力が高まるという効果もあります。

ランニングには、脳の前頭葉という部分を活性化させる働きがあることが分かっています。前頭葉は、集中力、記憶、思考力に関わっています。

簡単にいえば、脳内の神経伝達物質が増えて、仕事や勉強がはかどりやすくなるというわけです。

毎日同じ時間にランニングを行うと、良い睡眠を促すこともできます。

例えば朝にランニングを行なって、朝日を浴びることで体内時計が整い、1日のサイクルを適切に保って夜眠りにつくことができます。

また、適度な運動によって脳の温度を上げて、1日の中で脳内の温度に変化をもたらすことは、就寝時に脳がスムーズに眠りにつくことに役立ちます。

ランニングのデメリット

ランニングのデメリットとして、まず覚えておくべきなのが活性酸素です。

長時間の有酸素運動は、活性酸素という老化や肌荒れを引き起こす物質の分泌を促します。

また、今まで運動を行なっていなかった方がランニングを行うと膝や腰の怪我のリスクもあります。

特に階段や坂道を下る際には、下半身に大きな負荷がかかります。ゆっくり慎重に走るなどの工夫をしてください。

ダイエットのためにランニングをするのは非効率だとする意見もあります。

体重60kgの方が5km走ったとすると、消費するのは300kcalだけです。およそおにぎり2個分です。

これよりも筋力トレーニングで筋肉量を増やして、日常生活における消費カロリーを増やした方が効率的だと言う方もいるのです。