看護師が健康に関する話題を解説

平均寿命より健康寿命!

日本は長寿大国であることは多くの人がご存知かと思います。

厚生労働省の発表によれば、平均寿命は男性が約80歳、女性が約85歳を記録しています。

しかし、平均寿命まで元気に過ごせる方が意外にも少ないことをご存知でしょうか。

看護師として働いていると、随分と長い間入院されていて、お家に帰りたがっている方や若い時に不摂生を後悔している方に日々向き合うことになります。

その度に、ただ長生きするだけではなくて、元気に長生きしたいよなぁと思うわけです。

そんな健康な長生きについて考える基準として、健康寿命というものがあります。

健康寿命とは、精神的、身体的に健康に生活できる寿命のことです。

WHOは、2000年にこの健康寿命という概念を提唱して以来、平均寿命だけではなく健康寿命も意識するように呼びかけてきました。

しかし、日本の健康寿命は、平均寿命マイナス10歳ほどであると言われています。

つまり、平均すると人生最後の10年間は、病気などの問題によって誰かの助けを借りないと生活できない方が多いということです。

世界の健康寿命は?ランキングを調べてみた

ここまでの説明だと「年を取れば病気もするし、10年くらい誰かに助けてもらうのは仕方がないのでは?」と思う方がいるかもしれませんね。

確かに、日本は平均寿命と同様に健康寿命も世界トップクラスなんです。

だから平均寿命と健康寿命の差が10年あるというのは特別長いわけではないんです。

そうだとしても、健康寿命が伸びれば医療費や介護費の削減につながるし、何より楽しく人生の晩年を暮らせる人が増えるので、国全体として健康寿命を意識して取り組もうよ、ということなんですね。

ちなみに、2018年の男女平均の健康寿命トップはシンガポールで、76.2歳です。

そのあとに、日本、スペイン、スイス、フランスが続きます。

本当の意味で長寿の国になるために

シンガポールが長寿の国になった理由がどこにあるんでしょうか。

伝統的な食生活と近年の政府の取り組みの両方が貢献しているのではないかという見方が一般的です。

まずシンガポールは中華系の方が多く、薬膳料理をよく食べるといいます。

漢方薬にも使用される香辛料や薬草をたくさん摂っているんですね。確かに身体に良さそうです。

注目したいのは政府の取り組みです。

シンガポール政府は、健康食品に対する取り組みに力を入れているんです。

砂糖や脂肪分が少ない商品には、健康な食品であることを示すマークをつけています。

国民が健康的な食生活を送れるように政策で後押ししているんですね。

健康寿命を延ばすためにはどうするべきか

健康寿命を延ばすために必要なこと。

結局は、普段の生活習慣を見直すしかないんですよね。

でも「なんとなく健康そう」「テレビで目にしたから」といった曖昧な理由で、商品を買ったり健康法を試したりしている方も多いと思います。

これは仕方がないかなと思っています。

だってそんな健康に関する知識って学校で詳しく習わないですし、日々情報がアップデートされていますし。

このブログでは、看護師の視点から健康に関する話題をまとめていきます。