オーガニックの意味
スーパーとか通販サイトの商品を見ていて、「オーガニック」というフレーズが書いてあったら、思わず手に取ってしまうという人は多いじゃないかな。
かく言う私もその一人です。
オーガニックというのは、有機と同じ意味で、つまりは化学肥料や農薬をできるだけ使わないで、生産した食品ですよ、ってことです。
一応、それぞれの国で基準が定められていて、日本では、農林水産省の有機JAS制度で、有機農産物が定義されています。
基本的には前述したのと同じないようで、農薬や化学肥料を避けていて、遺伝子組み換えでもなく、2年は有機生産された田畑で育った農産物、と言う感じです。
やはりこれだけ調べてみると健康面でも、オーガニックを選ぶ意味はある程度ありそうですね。
一点だけ注意しておきたいのは、オーガニックは無農薬ではないという点です。
天然原料の農薬や微生物を利用した殺菌などが行われています。やはりある程度は、人の手を加えて管理していかないと農産物を育てていくのは困難ですからね。
オーガニックが持つ環境への貢献度
「オーガニック=健康に良い」というイメージばかりが先行してしまいがちですが、オーガニックが持つ環境への貢献も覚えておきたいところです。
化学的な肥料や薬品を使わないということは、豊かな土壌、そこに生きる動物、植物、微生物に不可が関わらない環境を作っていくことにつながるからです。
20世紀になってから窒素肥料が登場すると農産物の生産量は爆増しました。
その一方で問題になったのが、窒素の過剰排出です。これが多くの環境問題を引き起こしたんですね。
オーガニック食品を選ぶということはこうした環境汚染を抑えていくという意義もあるんです。
オーガニック食品食べてみた
今回オーガニックに関する記事を書くにあたって、実際にオーガニック食品を食べてみました。
メリットとデメリットをまとめてみます。
オーガニック食品を選ぶメリット
まずは何より安心感が大きいですよね。
オーガニック食品には、ただオーガニックのマークが付いているだけではなくて、どのように生産されたのが詳細な説明が書いてあることが多いです。
生産者の顔や思いが分かることで、食べるという行為が普段より特別なものになりますね。
あとは味の違いですね。
特にトマトやにんじんなどの野菜です。オーガニックのものは味が濃いですね。
その後にいつも買っていた野菜を食べてみたのですが、味が薄く水っぽく感じてしまうほどでした。
オーガニック食品を選ぶデメリット
一番のデメリットは価格ですね。
私が食べた野菜に関しても、オーガニックになると1.5倍ほどの価格になるイメージです。
やはり農薬を使わないと害虫対策などに人手が必要となりますから、しょうがないですね。
加工食品に関しては、賞味期限の短さもネックです。
保存料などを使用していない分、長期の保存には向いていないんです。特に私のような一人暮らしの人がオーガニック食品だけで生活しようとすると、かなり食品管理の計画性が求められると思います。
金銭的に余裕があれば使いたいオーガニック宅配
最近はオーガニック食品に特化した通販や宅配サービスも増えてきました。
例えばオイシックスだと、1品から注文できるようです。
「近くのスーパーにオーガニック食品の取り扱いが少ない!」と言う方も多いと思いますが、そんな心配もいらなくなります。
味も好評のようですし、料理キットの取り扱いもあるようなので、金銭的に余裕が出てきたら、ぜひ定期的に利用してみたいです。